花粉症には甜茶というけど
花粉症には定番となりつつある甜茶とはどんなものなのでしょう。
まず、甜茶は古くからある中国の薬草茶で、食欲増進、解毒、解熱、に効果があるとされてます。甜茶といってもユキノシタ科の臘蓮繍球（ロウレンシュウキュウ）、アカネ科の牛白藤（ギュウハクトウ）、ブナ科の多穂柯（タスイカ）、そしてバラ科キイチゴ属の「甜葉懸鈎子（テンヨウケンコウシ）」の4種類あります。
花粉症などのアレルギーにはポリフェノールが効くというのはよく耳にします。これは花粉症のヒスタミンを抑える働きがあるからです。甜茶にも甜茶ポリフェノール（GODポリフェノール）が含まれています。
前述したように甜茶には4種類ありますが、GODポリフェノールを含むのはトゲがあるバラ科の甜葉懸鈎子（テンヨウケンコウシ）です。市販の花粉症用の甜茶には他の原材料を混ぜたものがあります。花粉症に甜茶を飲む場合はバラ科100%の甜茶を飲むようにすれば効果的です。
花粉症に甜茶が人気なのは、カフェインが含まれていないので就寝前に飲んでも眠むれないということがないため、小さなお子さんから高齢者まで幅広い年代で飲用できるからです。
花粉症に効く甜茶の飲み方
花粉症対策として甜茶を飲む場合、甜茶の飲み方は、甜茶エキスを一日80mgから120mg摂ると効果があると言われます。最低、朝昼晩の3回は飲む習慣をつけましょう。
市販の甜茶はいろいろな種類画ありますが、ティーパック式の甜茶の場合、甜茶1パックをよく沸騰したお湯500〜600ccに入れ4,5分ほどそのまま（ここで甜茶エキスを抽出します）にしたものを1日分として考えるといいかもしれません。この甜茶は副作用はありませんので冷たくして水代わりに飲んでもいいです。
甜茶の味は読んで字の如く「甘さ」があります。甘いのが苦手な方は、水加減で調整してみてください。ティーパック用の甜茶は手軽に飲めるので人気がありますが効果という点ではティーパック甜茶よりも茶葉をフライパンで炒って粉にして（簡単に粉になります）水で粉薬を飲むように服用する方法もあります。
粉薬用カプセルに入れて飲むと飲みやすいですね。これはティーパックの甜茶よりもかなりの効果が期待できます。飲む時期は、、花粉が飛散する2週間〜3週間前から飲むようにしましょう。花粉の時期だけでなく年中飲めるので習慣にすれば飲み忘れがなく体質改善にもなるかもしれません。
花粉症の甜茶は効かない？
甜茶は花粉症の症状で、くしゃみ、鼻水、鼻づまりに即効性があると言われます。「花粉症には甜茶なんて全然効かないよ！」と言う人もいるのが現状です。
「甜茶は花粉症には効かない」を信じて？飲みもしないで「甜茶はダメ！」の刻印を押して試してみない人がいますが、もったいないです。花粉症の甜茶に限らず、すべての人に効く薬等はないのではないでしょうか？
花粉症に甜茶を飲んで効かなかった人と、これから試そうとする人の体質、環境、ストレス等など同じではないはずです。花粉症等人の言葉は丸呑みせず、自分なりにブレンドして消化するようにしてみてはどうでしょう。
例えば花粉症に甜茶は効かないと言ったが自分には効果大だったという話も聞きます。もちろんその逆もあります。リスクがない（少ない）ならまず、やってみる。それでダメだったら違う方法を考える。この繰り返しが自分に合った物を見つける秘訣ではないかと思います。
花粉症でなかった人が突然花粉症になったり、逆に花粉症の人があることをきっかけにピタッと花粉症が治ったりと、予期せぬことが起こるのが常です。花粉症の時期も前向きに付き合えばきっと身体に合った解決法が見つかると思います。