花粉症の季節は薬と上手に付き合う
花粉症は大きく分けて「春」と「秋」にピーク時を迎えるのはご存じの通り。
春はスギを中心とした「木」の花粉、秋は「草」のイネ科による花粉が多く見受けられます。
現在多くの花粉症に効く市販薬が販売されていますが、花粉症の治療に使われる内服薬には抗ヒスタミン剤と抗アレルギー剤があります。
ドラッグストアーや町の薬局等で販売されている花粉症の薬はほとんどが抗ヒスタミン薬です。
抗ヒスタミン薬の特徴としては即効性が挙げられます。その反面、眠気が強く生じます。車を運転する時や集中して勉強、仕事をするときには避けるべきです。尚、点眼薬、点鼻薬はほとんど副作用の眠気等もなく極めて即効性があるため、一般の市販薬にも多く使われています。
もう一方の花粉症の薬で抗アレルギー薬を含む内服薬はそれほど強力な効果はありませんが花粉症の原因であるヒスタミンを抑えることにより症状を軽くする働きがあります。
抗ヒスタミン薬は花粉症にかかってからでも服用することによって症状を緩和させますが抗アレルギーを含む薬は花粉症の予防に効果があります。
要は花粉症にかかる前に服用すると効果が期待できると言うことです。
花粉症の薬と妊婦の不安
花粉症の時期になると深刻的な悩みを持つ方が多くいます。
入試を控えた学生さんの場合は試験勉強に集中できず花粉症の薬を服用したら眠気が襲いなおさら勉強できないというジレンマに陥る方もいます。
また、花粉症の薬を服用する際、妊婦さんの心配は大変なものです。
花粉症でなかった人でも妊娠によりホルモンのバランスが崩れ花粉症になってしまうケースがあります。
花粉症のため薬を服用したいのだが胎児に影響が出るのではないかと不安で
薬を控えて耐えている方もいます。しかし、花粉症の薬が与える影響を心配するあまりストレスを増幅させ、かえって胎児に悪い影響を及ぼす場合があります。
現在、妊婦の方でも安心して服用できる花粉症向けの薬がありますので自分の判断だけで薬を選んだり避けたりしないようにして下さい。
花粉症の薬についての相談は大学病院や総合病院で窓口を設けているところも多くなりましたので是非相談してみてはどうでしょう。
どうしてもリスクを避けたいという人は花粉症の薬であれ、妊娠3ヶ月までの使用は控えた方がいいかもしれません。
花粉症の薬はどんなものがあるの?
鼻がむずむず、鼻がずるずる、目のかゆみ、くしゃみ、鼻水、頭痛・・・等花粉症の症状はいろいろです。花粉症の薬を選ぶ時もどんな症状なのか、その症状にあわせて薬を選ぶことが大切です。鼻水なのに目の洗浄薬を買ってきても意味ないですから。(笑)
花粉症の目の対策薬、鼻の対策薬、そして体質改善に分けられます。
それでは、薬局で買える花粉症対策薬を紹介します。
★まずは花粉症目の対策薬★
■ロート点眼薬アルガード
花粉症等の目のかゆみに効くと評判です。
■アルガードCT点眼薬
成分に抗ヒスタミンが含まれていて早く効きます。
■ノアール アレジー点眼薬
抗アレルギー剤を含みます。
10mlでクロモグリク酸ナトリウム1%
マレイン酸クロルフェニラミン0.015%
クロモグリク酸ナトリウムはアレルギーの原因となる物質の放出をおさえ
症状を緩和させます。
ノアール アレジーにはこのほかにクールタイプもあります。
■セピアAR点眼薬
おもに充血によく効きます。
■アルガードALフラッシュ洗眼液
花粉を誇り等を取り除きスッキリする洗眼液です。
以下洗眼液です。
■ノアール アイウォッシュ
■アイボンALb
■セピアフレッシュ
★花粉症の鼻対策の薬です。
■スカイナー鼻炎用S(医薬品)
副作用の眠気があまりなく服用は1日2回でOK!
鼻水、鼻づまりに効きます。
■ハナクリーン ミニ30
鼻に直接入れるタイプです。
■ハナクリーンS
ハナクリーン ミニ30の携帯版
■ハナぴゅあ
鼻に直接入れるタイプです。保湿効果があり乾燥から
守ってくれます。
■クールインヘラー
鼻のムズムズ感に効きます。
鼻に直接入れて吸い込むタイプです。
★花粉症の体質改善対策★
花粉症に効果があるお茶や漢方の力を借りて花粉症にかかりにくい体質に改善します。
■甜茶
お茶で花粉症に効くのはこの甜茶だけといってもいいくらいです。
定番中の定番。花粉の季節だけじゃなく習慣にすると体質改善に効果的です。
■小青竜湯エキス顆粒A
これは鼻水、鼻づまりに効果がある漢方薬です。
■ベルエムピK 葛根湯加川辛夷エキス錠
鼻水、鼻づまりに効果があります。昔ながらにあり、蓄膿症に効くのは有名ですね。